最近の動画広告市場の動向と課題

2021年動画広告の市場規模

サイバーエージェントの調査によると、2021年の動画広告市場は4,195億円、昨年対比142%成長 2022年に5,457億円、2025年には1兆円規模に達すると予測が発表されています。

サイバーエージェント、2021年国内動画広告の市場調査を発表 | 株式会社サイバーエージェント (cyberagent.co.jp)

大手動画配信サービスにおけるインストリーム動画広告を中心に需要が大きく増加し、この傾向が2025年まで堅調に続いていくとの予測です。

2020年 日本の広告費

電通の調査でインターネット全体の広告費から市場規模間をとらえておきます。

「2020年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」 – News(ニュース) – 電通ウェブサイト (dentsu.co.jp)

これからの動画広告業界の課題

2018年からEUで導入されているGDPR(一般データ保護規制)に代表されるように、ユーザーのプライバシー配慮、各種データ活用の規制等強まるとみられ、クッキーを活用したターゲット広告なども運用を見直さなければならない時期にきています。

クリエイティブの面でも世間の価値観、倫理観が変化する中でこれまで問題なかった内容でも規制が厳しくなってくることが予想されます。

<GDPR>氏名、電話番号、メールアドレス、クレジットカード番号などの個人データをEEA域外に移転することを原則禁止している法律
日本から派遣されている駐在員も含まれる
違反した場合、厳しい罰則があり、大手IT企業でも罰則金を命じられている

音声広告オーディオアドも急拡大

一方でラジコなど、音声利用したオーディオアド市場も急拡大しています。ラジコユーザー自体が増加しており、月間のアクティブユーザー(MAU)は1千万に迫る勢い、日別のアクティブユーザー(DAU)でも200万に近づいている状況。

意外に感じる方も多いかもしれませんが、音声だけの広告の方がリスナーに対してエンゲージが高い、ストレスが少ないなどという研究報告も出ており、今後期待される分野です。

広告業界では、音声広告からwebサイトのバナー広告、動画広告へ一連の流れを利用して効果を出していく動きも出始めており、さらなる有効な活用が期待されます。

radiko(ラジコ)オーディオアド|媒体資料/広告出稿 (otonal.co.jp)

ラジコの音声広告 プログラマティック広告配信とは

ラジコのネットワークで全国の放送局から差し替え可能な広告枠を取得し、番組間に広告を入れる仕組みです。
プログラマティック配信は、再生課金型の広告をシステム経由で買い付けることが特徴で、運用型の音声広告配信が可能となっています。

ラジコでは、位置情報や興味関心などサードパーティーデータを利用したターゲティング広告を配信しています。

webメディアでのアドセンス広告のように、ユーザーごとに流れる広告がターゲティングされています。
さらに、音声広告に接触した後、ユーザーへのリターゲティングによるバナー広告や動画広告といった、他のデジタル広告との連携配信も可能となっているため、より戦略的にターゲットの行動や関心を考えていく必要がありそうです。

時代はWeb2.0からWeb3.0へ

昨今、注目の集まるメタバースに関連する広告の動向も見逃せません。

ブロックチェーンを利用することで、いわいるプラットフォーマーに代表される中央集権型のビジネスも非中央集権的なモデル(DAO)に変わりつつあります。仮想空間上でのコミュニケーションが活発化することで、メタバース上での土地や建物を利用した新たな広告モデルが試行錯誤されていくことでしょう。

参考サイト

データがいっぱい:動画広告 | 調査のチカラ (itmedia.co.jp)

動画広告に関する統計データが集約されています。便利なサイトなので活用してみてください。

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